システム設計の基本理念
■国産品ベースのシステム構想
現有国産品を基本として、防衛省はじめ各公共機関、大手民間企業等に採用実績のある技術及び製品を採り入れ、
補給整備性に優れたシステムとなっております。
また、各コンテナ及び搭載機材につきましては、任意に選択・組み合せが可能となっております。
■耐環境性、空調性、省人・省力性の実現
各ユニットはコンテナ・天幕を含め、人力で容易に展開・撤収可能な設計とし、耐環境性・空調性にも十分配慮した
構造・強度を有しており、特に手術ユニットは高気密クリーンルームコンテナを採用し、
空気清浄度クラス1,000(局所においてはクラス100)の環境を実現致しました。
又各ユニットは、用途に応じ任意に選択可能で連結性にも優れた機材となっております。
■規格コンテナの採用であらゆる輸送手段に対応
各ユニットは、航空機・船舶・鉄道・低床トレーラー等あらゆる輸送手段にも対応可能(CSC認証取得)で、
着脱性も考慮した機材と致しました。
■安定した給電性・給排水性
各ユニットへの給電・給排水は、既存の技術により着脱容易で、展開・撤収性にも考慮した機材と致しました。
特に電源ユニットにつきましては、負荷状況を自動的に感知し更には、故障時のバックアップ機能も備え、
省エネで理想的な運用状況を可能にした、並列運転自動制御装置を搭載する事により、無停電での運用が可能となっております。
システムの運用状況
■各方面で運用され信頼性のある機材・用品
既存技術を用いて生産された同製品の機材・用品類は、各国立・私立病院・医療機関で運用実績があり流通認知された製品です。
また、理化学機材・コンテナ類は航空自衛隊の移動式分散待避所・NTT向けの中継基地用シェルター・各船会社への
海上コンテナ類の納入実績があり、天幕類につきましては、既に陸上自衛隊をはじめ各方面への納入実績を有しております。